中国や韓国で古くから健康食品として親しまれてきた高麗人参ですが、ともに相性のよい食品として知られているのが蜂蜜です。高麗人参にはさまざまな効能を発揮する成分が含まれていますが、食品としての栄養価が低いためになかなか有効成分が体内に取り入れられにくく、十分にその効能を発揮できません。そこで、不足している栄養価を十分に供給し、かつ本来持つ効果を最大限に発揮させるために、蜂蜜漬けにするという方法が編み出されました。蜂蜜自体にも美容効果や健胃効果がある上、独特の苦味を、蜂蜜の強い甘みで緩和してくれるため、食べやすさの点から見てもとても相性のよい食品とされているのです。高麗人参は胃腸にも効果を発揮します。
高麗人参には、低血圧症・貧血症を改善する、血液の循環を良くする、動脈硬化を防ぐ、血栓を防ぐ、更年期障害を緩和する、などの効能があり、性別を問わず積極的に摂取したい食品です。その他、滋養強壮効果、お肌の状態のを改効果、風邪の予防や引いてしまった風邪の症状の緩和・改善作用も確認されており、若い世代にも注目してもらいたい食品です。蜂蜜など相性のよい食品と合わせて食せば、毎日続けて取り入れやすくなり、その効能も格段に得られやすくなります。
さて、沢山の効能がある高麗人参の蜂蜜漬けですが、朝・昼・晩とそれぞれのタイミングに適した美味しいドリンクの作り方をご紹介します。まず、朝食時におすすめしたいのが、牛乳プラスドリンクです。蜂蜜漬けにしたもの数切れを取り出し、適量の冷たい牛乳と合わせてジューサーにかけます。独特の苦味やえぐみが牛乳によってまろやかになり口当たりも良く、蜂蜜の甘みでとても美味しく摂取する事ができます。蜂蜜の量を多くすることで甘みをプラスすることもでき、疲れが残っている時やお肌の調子を改善したい時にもとても有効です。続いてお昼のお茶の時間におすすめしたいのが、紅茶プラスドリンクです。カップに蜂蜜漬け数切れをあらかじめ入れておき、上から熱めの紅茶をたっぷり注ぎます。紅茶に有効成分がしっかりと抽出され、身体の芯からポカポカと温まる飲み物です。最後に晩酌時や就寝前におすすめしたいのが、焼酎やウイスキー割りです。就寝前に飲用すれば、疲労回復にとても有効で、ストレスを緩和し、翌朝の目覚めを良くしてくれる効果があります。また、お酒とともに摂取することでより血液の循環も良くしてくれます。冬場に足先・手先が冷えて寝つき辛いという場合にとても有効な摂取方法です。